ショウペンハウエルによる「読書について」。約150年前に書かれた著書だ。

ショウペンハウエルは毒舌だ。

毒舌というよりも、はっきりしている。

読書ばかりしている多読な人間は次第に自分でものを考える力を失い、アホになると。

それは、読書というのは人にものを考えてもらう行為であるからだと。

だから、そのような人の思考を模倣ばかりして多読している人間は、自分の頭で考える力を失うので、そのような読書は害であるということである。

だが、これは多読自体を害と言っているわけではなく、また読書自体の価値を否定しているわけでもない。

多読ながらも自分自身の思索を持ち、熟慮して読書するにおいてはこの限りではない。

ショウペンハウエルは、少なくとも二つのことを言っている。

1.自分の頭で考えろ

2.古典を読め

ショウペンハウエルは、出ては消えていく山のように溢れる駄本の多読者を猛烈に批判している。

古典こそが至高の読書であり、読む価値があると。

ショウペンハウエルの多読家とは、この悪書ばかりをむさぼるように読み、古典をほとんど読まない人のことも指しているようだ。

天才の作品だけを熟読する。

真の古人の名にふさわしい古人を読む。

悪書は読まない。

YOERU.

Translate »